「頭が良くなる子供の習慣!?」現役東大生の小学生時代を徹底調査!

教育

「脳の発達には、子供の時の習慣が大きく関係している。」なんて言葉を聞いたことがあると思います。事実、様々な科学研究で、子供時代の習慣が脳の発達に大きな作用をしていることが証明されてきています。

しかし、実際に「子供がどのようなことをしたら頭が良くなるのか」について知っている保護者様はなかなかいません。

そこで、今回の記事では、日本最高レベルの知性を持つ集団である東大生が、「子供の時にやっていた、頭が良くなる習慣について、徹底解説していきます!

子供の頃の習慣で、本当に頭が良くなるの?東大生に聞いてみた!

子供の頃の習慣が、脳の発達において大切であることは、様々なメディアで目にすることだと思います。しかし、多くの方が同時に、「頭の良さは遺伝によってきまる」「勉強の得意、苦手は生まれた時に決まる」と思われる方も少なくないと思います。そこで今回は実際に、現役東大生30名に、子供時代(小学生時代)の習慣は、「頭が良くなる」ことに関係するかどうかについてアンケートを取りました!

結果は、「子供時代の習慣が、頭の良さに関係ある」と答えてくれた人は、29/30人もいました!

やはり、子供の頃の習慣は「頭が良くなる」ことにおいて非常に大切なようです!

では、実際に東大生の声を聞いてみましょう!

  • 「小学生の時の読書習慣で、文章を読むことが好きになった。」
  • 将棋を父と毎日していたら、論理的思考力が鍛えられた。」
  • 「あまりテレビを見なかったため、時間を有効活用でき、勉強する時間がとれた。」
  • 「毎朝100マス計算をやっていため、圧倒的な計算力がついた。」

などなど、様々な肯定的な意見をあげてくれました!もちろん、東大に合格できるような力を身につけた要因は他にもあったと思いますが、「子供時代の習慣」が東大合格に果たした役割は無視できないでしょう。

上の質問で、「子供時代の習慣が、頭の良さに関係ある」、と答えてくれた現役東大生29名に、子供時代(小学生時代)の「頭が良くなった」習慣についてアンケートを取りました!(1人につき、2つの習慣をあげてもらいました。)ランキング形式で発表します!

子供の頃の「頭が良くなった」習慣、第1位は24票で「読書」でした。これは、予想通りの結果かもしれません。頭が良い子は小さい頃から読書をしているイメージがありますよね。しかし、約80%もの東大生が、「頭が良くなった」習慣に「読書」をあげたことには、さすがに驚きました。

では、実際に東大生は「どのような本」を読んでいたのでしょうか。そして、なぜ「読書」をすることで頭が良くなるのでしょうか?今回のアンケートに協力してくれた、文科一類2年の現役東大生に実際にインタビューしてみました!

東大文科一類<br>2年 Aさん
東大文科一類
2年 Aさん

児童文学図鑑学習マンガなどを読んでいました!

「将来役に立つ」「頭が良くなる」といったことは考えずに、知的好奇心のままに、好きな本を読んでいました。

東大文科一類<br>2年 Aさん
東大文科一類
2年 Aさん

1つは、読書によって、「文章を読むことへの抵抗」が消えます!受験勉強では、難解な文章を短い時間で正確に読むことが要求されるため、「文章を読むことへの抵抗」がないことは、非常に大切です。

2つ目は、「知的好奇心」を育てることができます!読書によって、「知らないことを知る面白さ」に気づいていき、次第に勉強が好きな頭へと変わっていくと思います。

やはり、読書は大切ですね!さらに筆者は、今回の「どのような本を読んでいましたか?」という質問に、学習マンガをあげていた東大生が多かったのは、印象的でした。必ずしも、文字だらけの本である必要はないみたいです。子供が興味の持つ本を身の回りに置いて上げることからスタートするのが良いかもしれません。

子供の頃の「頭が良くなった」習慣、第2位は19票で「習い事」でした。具体的には、「ピアノ、バイオリン、スイミング、英会話、プログラミング、将棋」をあげている東大生がいました!プログラミングや将棋は、頭を使う競技ですので理解できますが、ピアノやバイオリンといった習い事が多くあげられたのは、少し意外に思われるかもしれません。

しかし、一見「頭が良くなる」ことに関係ないような習い事ですが、こうした習い事を通して、「集中力」や「同時処理能力」など、受験で必要な能力を鍛えているようです!私も現役の東大生ですが、確かに、周りの東大生でピアノなどの楽器を扱える東大生は非常に多いです!

では、今回も実際に、小学校3年生から中学校2年生までピアノ教室に通っていた文科三類の現役の東大生にインタビューしてみました!

東大理科二類<br>2年 Bさん
東大理科二類
2年 Bさん

なにより、ピアノを弾くことで、「集中力」を鍛えることができます!

「両手で鍵盤を押しながら、目で譜面を追う」という作業はかなりハードですが、その分「集中力」が養われます!そして、その「集中力」は受験勉強でも大いに役立ちました!

東大理科二類<br>2年 Bさん
東大理科二類
2年 Bさん

確かに、ピアノの練習はとてもハードで、何度も辞めたいと思いました(笑)

しかし、完璧に曲が弾けるようになった達成感が好きで、練習することができました。

こうした「継続力」も東大合格につながったのかもしれません。

さらに「子供の頭が良くなる習い事」に興味ある方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください!

なんと!子供の頃の「頭が良くなった」習慣、第3位は10票で「ゲーム」でした。東大生が「ゲーム」で頭が良くなったとは、かなり意外に思われるかもしれません。むしろ、「ゲーム」は、子供の成長を阻害するものとして捉えられる方が多いはずです!

しかし、アンケートで答えてくれた東大生によれば、「ゲーム」によって「集中力」や「思考力」が鍛えられるそうです。確かに、本当にゲームで強くなるには、大人に負けない程の「集中力」や「思考力」は必要になってきますよね。

ただし、ゲームに過剰に依存してしまい、勉強など普段の生活が疎かになってしまうことは避けるべき、と多くの東大生が忠告していました。実際に、「ゲーム」で頭が良くなったという、工学部3年の現役東大生にインタビューしてみました!

東大工学部<br>3年 Cさん<br>
東大工学部
3年 Cさん

はい、本当ですよ(笑)

ゲームで強くなるには、「集中力」や「思考力」が必須です。

ただ闇雲にやり込むのではなく、常に集中して考えながらゲームをしてました。

そしてその力は、間違いなく受験勉強にも活きたと思います!

東大工学部<br>3年 Cさん
東大工学部
3年 Cさん

「暇だから、なんとなく」でゲームをやっては、頭はよくなりません!

むしろ、子供の貴重な時間を費やすものになってしまいます!

なので、保護者の方がある程度、ゲーム時間などを管理してあげるのが無難だと思います。

筆者の感覚では、ゲーム好きな東大生は理系に多い傾向があると思います。数学力とゲームのうまさに関する科学的証明がなされることも、近い将来あるかもしれませんね。

以上が、東大生が子供の頃にやっていた、「頭が良くなる習慣」でした。特に今回は、アンケートの中で多くの票を獲得した、

  • 読書
  • 習い事(ピアノ、バイオリン、そろばん、プログラミングなど)
  • ゲーム

について、東大生へのインタビューを交えて、詳しく解説していきました!しかし、この他にも

  • 早寝早起き
  • 親とのコミュニケーション
  • 友達との遊び
  • 毎朝の100マス計算

など、多くの興味深い回答がありました!

今回のアンケートから分かるように、子供時代の習慣が、「頭の良さ」に及ぼす影響は人それぞれであり、一概に何が一番大切なのかは、断定することができません!そういった意味でも、お子様には様々なことを体験させてあげて、その子にあった「習慣」を身につけさせてあげることが大切なのかもしれません。

他にも、1on1メディアでは子供の教育に関する様々な情報を記事にしています。ぜひ他の記事もご覧ください!

この記事を書いた人

Yuki

東京大学理工学部3年のYukiです。
私自身の経験や東大生の友人の話を参考として記事を書いています。
私の記事が、読んでくださる方の大切な子育ての一助となれば嬉しいです。

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