中学受験は高校受験や大学受験と違い、特殊な受験であるため万全の対策が必要となります。
主な対策として塾に通うことが考えられますが、果たして小学何年生から塾に通えば十分な対策ができるのか分からない方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は、そんな保護者様に向けて東大生が実際何年生から塾に通っていたのか、また集団塾なのか個別指導塾、家庭教師なのかについてまとめた記事となります。
小学何年生から塾に通ってた?中学受験した東大生にアンケート
今回、中学受験した経験を持つ、30名の現役東大生に、高校受験に向けて、いつから塾(集団塾、個別指導塾、家庭教師全てを含む)に通っていたのか、アンケートを取りました!
1位 | 小学5年生 | 14票 |
2位 | 小学4年生 | 10票 |
3位 | 小学6年生 | 3票 |
4位 | 小学3年生以下 | 2票 |
5位 | 塾に通っていなかった | 1票 |
以上の通り中学受験においては、早期から塾に通っていた人が多いようです。しかし、小学5年生や6年生という中学受験直前から塾に通っていた東大生も多くいます。
以下では実際に東大生にインタビューを行い、それぞれの時期から塾に通うべきメリットを紹介しています。
小学4年生から塾に通うメリット
今回、インタビューに応じてくれたのは、東大文学部2年生のAさんです。
Q. 通っていたのは集団塾・個別指導塾・家庭教師のうちどれですか?
2年生Aさん
私は小学校4年生から集団塾、小学校5年生から個別指導塾へ通っていました。都内のレベルの高い中学校を目指していたので、親の意向で小学校4年生から中学受験の対策をしていました。
Q. 小学4年生から集団塾に通うことのメリットはなんですか?
2年生Aさん
やはり塾のカリキュラム通りに学べることだと思います。中学受験のための集団塾では、一般的に小学校4年生からカリキュラムが始まります。カリキュラム通りに勉強を進められれば、特に中学受験で遅れをとることはないので安心して勉強ができました。また、仲間がいるということも自分にとっては良かったですね。友達に会いに塾に行くという楽しみもあったので、楽しく勉強を続けられました。
Q. 個別指導塾はどのように利用していたのですか?
2年生Aさん
集団塾に追い付き追い越すために個別指導塾を利用していました。当初は、集団塾に追いつけなかったことを見据えて個別指導塾を利用してました。しかし実際に始めてみたところ、集団塾に無事追いつけましたし、むしろ余裕を持つことができました。私にとって、レベルの高い集団塾の授業に余裕を持って臨むことが精神を安心させる要素になっていました。
小学6年生から塾に通うメリット
今回、インタビューに応じてくれたのは、東大経済学部3年生のTさんです。
Q. 通っていたのは集団塾・個別指導塾・家庭教師のうちどれですか?
3年生Tさん
小学校6年生から集団塾に通い、同時に家庭教師も利用してました。私は地方出身であり、県内の難関校受験を目指していました。
Q. 小学6年生から集団塾、家庭教師に通うことのメリットはなんですか?
3年生Tさん
難しいですね。これといったメリットはないと思います。中学受験の勉強を小学校6年生から始めることは一般的に遅いとされています。私の周りも小学校4,5年生から勉強を始めている友人がほとんどでした。強いていうなら、6年生という1年間で中学受験の全てを詰め込むことで、早期から「頑張る」という経験が積めることですかね。ですが、小学校6年生から中学受験の勉強を始めることはお勧めしません。
Q. 集団塾と家庭教師の使い方を教えてください。
3年生Tさん
私の場合、始まりが遅いので集団塾のレベルの高さとスピードに追いつくことができませんでした。毎週決まった日に集団塾に通い、それ以外の日に家庭教師を利用して集団塾の予習復習をしていました。また、1年間で中学受験を仕上げるとなると精神的にも難しいところが多く落ち込む日が多かったのですが、家庭教師のお兄さんに精神的なサポートもお願いしていました。集団塾の補習も助かりましたが、精神的な支えになってくれた家庭教師の方には感謝しています。
まとめ
今回は東大生がいつから中学受験の対策として塾に通っていたのかについて紹介しました。
30人へのアンケートからわかるように、中学受験は早めに塾に通うことが重要です。小学校4,5年生から集団塾や個別指導塾、家庭教師を利用すると、お子様も焦ることなく中学受験に臨むことができるかもしれませんね。
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